2026/01/09 18:00
横浜アリーナを満員にするという目標を掲げ、青春パンクを歌い叫び続けている女性アイドルグループ・BLUEGOATS。1月28日(水)東京・恵比寿LIQUIDROOMでの6thワンマンライブ【さらば青春の光】を控えている彼女たちが、1月10日より11日にかけて新春100キロマラソン(全編生配信アリ)を急遽敢行することになった。
<飛躍の2025年から更なる高みを目指す2026年へ>
ほんま・かいな、ダイナマイト・マリン、チャンチー、ソンソナの4人から成るBLUEGOATSは、2025年を飛躍の年にするべく数え切れないほどのライブと新曲リリースを畳み掛け、自身のYouTubeチャンネルから発生した競馬観戦イベントや、マリンの漫画書籍化、かいな炎天下での42.195kmマラソン、ソンソナのベース購入から1週間でソロライブ、過去最大総キャパシティのツアー、菅波栄純(THE BACK HORN)ら豪華作曲陣も参加した初のフルアルバム制作などなど、1年間通して絶え間なく話題を振りまき続けた。
2026年もその勢いを緩めることなく、更なる飛躍を遂げるべく新春から100キロマラソンを敢行することになったのだが、今回は全メンバー揃い踏みでの走行(スタート:群馬県伊勢崎市~1月11日(日)昼12時開演の渋谷CYCLONEでのライブ【BOYS WITH RUN】)になるということで、事前に4人それぞれの走る理由について独自取材を敢行。その理由は、これまでの活動や言動と地続きになっているようなので、まずは各々の2025年の印象的なトピックについて話を訊いた。
かいな「私は昨年末「TikTokでカワイイを使ってバズろうとしているアイドル全員ゴミ」という動画を上げまして、賛否両論が巻き起こって炎上したんですけど、あれが2025年で一番印象的なトピックだったかなと。あんなにバズったのも初めてだったんですよ。それから何を上げても賛否両論でバズるようになっちゃって、怖くてツイートできなくなっちゃったんです(笑)。ライブの感想とかも言えなくてしばらく投稿が止まっちゃっていたんですけど。そもそもあの動画は「新生かわいいアイドル」という新曲があって、曲を出すだけだと届かない人たちもいるから、あの曲を書いた経緯とか今思っていること。要するに「今流行っているアイドルの文化に対して自分は挑んでいきます」という声明を動画で伝えることにしたんですよ。その結果、あれを上げないよりは広めることができたし、あれを言ったことで自分もダサいことはできなくなったので、退路を断つという意味でもめっちゃよかったなって。」
ソンソナ「私はやっぱり【ソルファ】(※ソンソナが未経験のベース購入から1週間で、その演奏披露も含めて開催したソロライブ)が一番印象に残っています。私はそれまでずっとライブが怖くて、心から楽しめないことが多かったんですよね。自分がどう振る舞えばいいのか、そもそもどう振る舞いたいかの答えも出せなくて。そんな中でステージに立って「誰も私のことを見ていなかったらどうしよう?」という恐怖があったんですけど、あの【ソルファ】で自分のやりたい曲をベース弾きながら歌ったり、MC含めて自分で構成も考えてライブをやらせてもらう中で、自分なりのロックの形みたいなものを表現できたことで成長もできたし、それによってその後のライブが怖くなくなったんです。曲中のMCも「何を話せばいいんだろう?」と思っていたところから、その場で自分が思ったことを素直に言葉にできるようになったし、ライブを通して表現したい自分が見つかったんですよね。そういう意味でも【ソルファ】は一番印象に残っています。ただ、あれからベースを一切弾いていないので(笑)、演奏しなきゃいけない状況にする為にもまたああいうライブはやりたいです!」
マリン「私は、SNSに元アイドルがコンカフェで働くケースについてのマンガを公開して、それが炎上したことです。BLUEGOATSの4人中2人が炎上の話になっちゃうんですけど(笑)。東大駒場祭でのライブ中にイントレ(鉄製パイプによる組み立て式足場)に登っちゃったときも、工事現場で働いている方から「ハーネスは付けましょう」って注意されましたし(笑)、何をやっても怒られちゃうんですよね。でも、それってあらゆる言動をみんなに注目されているということでもあるから、良いことでもあるのかなと思っていて。だからこそ「気を引き締めないといけない」とも思いますし、「ここまで来たらもう何をやってもいいか」とも思っています(笑)。」
チャンチー「BLUEGOATSって私たちのYouTubeから現場に来てくれる人とか、BLUEGOATSのことを知ってて来てくれる人だらけの前でライブすることが多かったんですけど、2025年は対バンにたくさん出させてもらったことによって、アイドル慣れした人たちがいっぱいいるところでライブをすることになって。そうなると、突き抜けたライブをしないと流されちゃうというか、印象を残せずに終わってしまうんですよね。だからこそ、たくさんのアイドルとそのファンがいる中で「私たちはBLUEGOATSとしてどう戦えばいいのか」という部分が徐々に明確化できて、その結果としてBLUEGOATSの良さを知ってくださってくれる方がすごく増えた実感もあって、この先も頑張って活動していく為のジャンプ台ができた感覚もあるんですよね。頑張りやすくなったというか。それが私にとっては2025年の最も印象的な出来事でした。」
<BLUEGOATSとマラソンの歴史「炎上する度に走る女みたいになっているんですけど(笑)」>
そんな炎上や試練を乗り越ながら駆け抜けてきた4人だが、目標の横浜アリーナでのワンマンライブを実現する為にはまだまだ走り続けなればならないし、当然、1月28日(水)東京・恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブも成功させなきゃいけない。それに向けて2026年の年始早々に100キロマラソンを敢行するわけだが、BLUEGOATSの長距離マラソン企画はこれまでも3回にわたって行われており、そのすべてに走る理由はあったようなので、今回の100キロマラソンに向けてのおさらいも兼ねて当時の状況を振り返ってもらった。
マリン「初めてのマラソン企画は私が走ったんですけど、そのときも私がすごい炎上していて。YouTubeで「この女は頭がカタすぎる」ってたくさんのアンチに叩かれていたから、運営スタッフさんが「言葉で言うだけじゃなくて、ちゃんと行動で示してみたら?」と提案してくれて42.195キロマラソンに挑戦することになったんです。で、今回も炎上があっての100キロマラソンだから、炎上する度に走る女みたいになっているんですけど(笑)。で、その最初のマラソンは、私はメンバーの中でもいちばん走るのをイヤがるタイプだったし、アイドルじゃなかったら絶対に走り切っていなかったと思うんですけど、そのときはいろんな責任を自分の中で抱えていたし、アンチのことを想像して「ムカつく!」と思いながら走り続けていたので、完走できたんだと思います(笑)。」
かいな「その次が私とマリンの二人三脚マラソン。あれもYouTubeがきっかけで。私とマリンが揉めに揉めたんですよ。で、仲直りする為にも「1回走って分かり合おう」みたいな。だから、二人三脚だったんです。そのときはフルマラソンのハーフで21キロでしたね。で、そのあとが私ひとりの42.195kmクズアイドル撤回マラソン。あれも私はマジで走りたくなくて。頑張るのが好きじゃないから「骨折した」って嘘までついたりして(笑)、ガチで粘りに粘りきってもダメだったから「じゃあ、もうやるしかない!」って走ったんです。で、炎天下でなんとか走り切って、ライブハウスで待ってくれていたファンのみんなの前で「あたしの人生クソすぎる」という当時の新曲を初披露して、その夜にミュージックビデオが公開される流れでしたね。
※BLUEGOATS「クソみたいに光ってやるから」炎天下での42.195kmクズアイドル撤回マラソン~ライブ【BOYS ON THE RUN】密着レポート
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/150798
<100キロ走る理由「全員で走れることが何より嬉しくて」>
アイドルが長距離マラソンを走る歴史は、2010年代のBiS~WACKのお家芸として毎年のように企画されていた100キロマラソンや200キロ駅伝に始まり、その後も数多の地下アイドルが大きなイベントやトピックと連動してよく走っていたが、今現在はほとんど目にすることがなくなった。そんな状況下でもBLUEGOATSは事あるごとにマラソン企画を立ち上げ、今回はいよいよメンバー全員参加の100キロマラソンを敢行することになった。アイドルグループである以上、メンバー同士の助け合い、等身大のガムシャラ感を映し出すことでアイドル性を訴求することも目的のひとつとしてはあると思うのだが、実際に走るメンバーたちはどんな理由や大義名分のもとに今回のマラソンに挑戦するのか。それぞれに語ってもらった。
マリン「走るなら炎上しているこのタイミングなのかなと。2025年のBLUEGOATSは本当に炎上も多かったですし、その結果として誤解している人たちも多いと思うんですよ。コンカフェについて描いたマンガも「コンカフェ嬢をバカにしてる」という見られ方をしたんですけど、あれはアイドルを辞めた人の義理のない感じというか、所属していたアイドルグループの看板を利用している感じがイヤだなと思って描いたもので、BLUEGOATSは決して誰かをバカにする側ではないし、「私たちはアイドルとしてちゃんと勝負しているんだぞ!」ということを分かってほしかったんですよね。ただ、言葉だけじゃ伝わらないと思うので、行動で示せたらいいなと思って、100キロマラソンに挑戦することにしたんです。
あと、アイドルってナメられがちなお仕事でもあるなと思って。最近、冷笑ブームじゃないですか。頑張っている人たちを冷めた目で見るみたいな。私、ああいうのってすごくイヤだなと思っていて。でも、アイドルもどちらかと言うと冷笑されやすい仕事だと思うので、だからこそ走り切って良いライブをしてみせたいんですよね。それで冷笑している人たちをぎゃふんと言わせたいところもあります。」
かいな「私もマリンとおんなじで、あれだけ炎上するほどの啖呵を切ったから、やりきらないのは格好悪いし、あり得ないと思うので。今ってSNSだと簡単に批判はできるじゃないですか。だから、自分の芯とかなしに批判してくる人たち、ただただ言うだけの人たちがたくさんいる。でも、私は言うだけじゃなく、ちゃんと曲も出して、こういうマラソンとかもちゃんとやりきる。そういう人間でありたいなと思うし、口だけの奴にはなりたくないんで、ひとつずつ自分が言ったことはやりきろうと思っています。なので、今回の100キロマラソンもそんな感じで頑張ります。
あと、私はこの事務所に入るときに「何でもやります」って言っちゃったんですよ。それを最近思い出すことが多くて、本音を言えばマラソンなんて全然やりたいくないんですけど(笑)、でも「何でもやります。って言っちゃったしな」って。だから、今回も自分との約束を守るじゃないですけど、嘘をつかないようにやりたいなと思います。……とは言え、マラソンに対してこんなにマジメになるのは「なんで?」って思うんですけどね(笑)。私、アスリートじゃないし! だから、今回は面白くしたいです! 笑いながらコケたりして、それを蹴っ飛ばして「おまえ、置いていくからな!」みたいな(笑)。」
ソンソナ「私、学生時代にいちばん長く走った距離が8キロぐらいだったんですよ。だから、今回の100キロマラソン、まずはかいなちゃんと45キロ走るのも未知の世界なんですよね。しかも、当日は足が痛くなったり、体調が悪くなったり、たぶんそういうトラブルも起きると思うし。だから、そういうときこそグループだし、それこそ今回はペアで走れるから助け合ったり、精神的に「一緒に頑張っている子がいるから頑張れる」みたいな場面もあったりすると思うから、ちゃんと支え合ってゴールを目指したいなと思います。
あと、マラソンをすることになって思ったことがあって。私たちは歌とかライブパフォーマンスで魅了したい想いはもちろんあるんですけど、私はアイドルの人間性に惹かれることが多くて、そこから「この子を応援したい」と思うことがあるんです。だから、今回のマラソンでは走りきることはもちろんだし、走っている中で「頑張っている」ということは見れば分かると思うので、それ以上に各メンバーの限界を超えたところで見えてくる人間性とか、ペアで協力し合って走り続けるドラマ的な部分とか、バトンを繋いでいく絆のストーリーとか、そういうところでも配信で観てくれる人たちを魅了していけたらなって思います。その為の100キロマラソンにしたいです!」
チャンチー「いちばん最初のマラソンのとき、最初「4人の中で誰が走る?」みたいな話になったんです。で、たまたま炎上していたマリンちゃんが走ることになったんですけど、そのときの私はコリン性蕁麻疹を患っていたから、その時点で走者候補からは除外されていたんですよね。その後のマラソンもマリンちゃんとかいなちゃんが担当していて。だから、今回、私も一緒に走れることになって……ちょっと嬉しいんですよ(笑)。私、中高もマラソン大会とかなくて、これまで長距離を走ったことがないからすべてが未知で不安もあるんですけど、でも「私も走れる!」というワクワクもあるんですよね。やったことがないことはやってみたいタイプだし、私的には全員で走れることが何より嬉しくて。
私は3人と違って何かをやり遂げたことがあんまりなくて。アイドル10年続けてきたけど、マリンちゃんやソナみたいに「ここで変わった」とかそういう機会が今までなかったんですよね。自分から頑張ることを避けてきたわけじゃないんですけど、蕁麻疹のこともあったりとかして「これ、私もやりたい!」と思ってもできないことが多かったので。それで3人と比べて「私はちょっと違うな」と思ってしまったり。ただ、この10年があったからやっとBLUEGOATSのみんなと出逢えて。それまで信頼できるメンバーとか全くいなかったし、人間不信になっちゃったりもして、人と距離を置くようになっていたんですけど、今はこの3人と長年活動できていることが嬉しいし、その3人と私も一緒に頑張れることがあるのもすごく嬉しいから、今回の100キロマラソンには負けたくないんです。」
<100キロマラソンを観てほしいみんなへのメッセージ>
さて、ここまで100キロマラソンを走るメンバーの想いについて記させてもらったが、この手の企画はメンバーがただ必死に走って消耗しただけで終わることが一番の悲劇だ。成功の鍵は、ひとりでも多くの配信視聴者にネット上で盛り上げてもらうところにある(配信のURLや時間などの詳細は、BLUEGOATSの公式Xアカウントにて随時確認してもらいたい)。というわけで、最後はメンバーから視聴者の皆さんへのメッセージで締め括りたい。
マリン「昨夜、SNSでアンチからケンカを売られて「走りきれなかったら坊主にします。あたしが走りきったら一生何も言うな」と啖呵を切ったので、坊主にならない為にも頑張りたいと思います。ここで走りきらないと、私はもう何にも言えなくなってしまうので、ぜひ応援してください!」
チャンチー「私はここで走らないと、自分がBLUEGOATSにこの先どういればいいのか分からなくなりそうだなと思っているので、そうならない為にもがんばります!」
ソンソナ「私もチャンチーと同じく初めてマラソン企画に参加するんですけど、私は自分との戦いになる競技のほうが好きなタイプなので、とにかく最後まで楽しみたいです。限界を迎えたところでリアルな人間性が出て、そこで口や態度が悪くなる場面もあるかもしれないんですけど、それでも嫌いになられるようなメンバーは集まっていないので。その人間性も含めて最後まで楽しんで観ていただけたら嬉しいなと思っております。頑張ります!」
かいな「配信で観てくれたら「BLUEGOATS、頑張ってる」というのは言わずとも分かると思うので、それだけじゃなく「なんか楽しそうだな」と思ってもらって、その結果として観る人がどんどん集まってくるような時間にできたらなと思います。しんどいから否応なしにマジメになるシーンも多いと思うんですけど、走りながらしゃべっていたり、ケンカしながら走っていたり(笑)。そういう姿も観てもらって「BLUEGOATSのこの雰囲気好きだな」とか「ライブも観てみたいな」とか思ってもらえる人がこのマラソンで増えたらいいなと思うので、私も楽しみながら頑張りたいと思います! ……なんて話していたら今、私の指輪が割れました。不吉すぎますね……。あ、でも、4つに割れてる!」
ソンソナ「4人で1つずつお守りにする(笑)?」
かいな「これをそれぞれ持ってゴールします(笑)。」
取材&テキスト:平賀哲雄
◎BLUEGOATS Xアカウント
https://x.com/info_bluegoats
◎イベント情報
BLUEGOATS【BOYS WITH RUN】
1月11日(日)渋谷CYCLONE
OPEN 11:30 / START 12:00
チケット:
前売り3,000円/当日3,500円/各+1D
https://ticketdive.com/event/BOYSWITHRUN
BLUEGOATS 6thワンマンライブ【さらば青春の光】
1月28日(水)東京・恵比寿LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
チケット:
超VIP30,000円/VIP20,000円/一般3,500円/当日4,000円/各+1D
https://t-dv.com/BLUEGOATS_TOUR_FINAL
◎リリース情報
1stアルバム『さらば青春の光』
2026/4/28 RELEASE
QARF-60368 2,250円(tax in)
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